2025年10月22日もう⼀度、理容の道へ。悔しさがくれた再スタート

こんにちは。ヘアモードキクチ銀座店でアシスタント兼スタイリストとして勤務している⾼井早紀です。
私は今、理容師として働いていますが、⼀度この仕事を離れていた時期があります。専⾨学校を卒業してすぐ就職し、現場に⽴っていましたが、1 年半ほどで退職。その後、2 年間はまったく別の仕事に就いていました。
その間、以前の職場を知る⼈から「カットできるの?」と聞かれることが何度もありました。しかし、当時の私には「できない」としか答えようがなくて…そのたびに、何とも⾔えない悔しさがこみ上げてきました。このままで終わりたくないという思いが募り、もう⼀度理容の道に戻ることを決意しました。
実は、再びこの業界に戻ることはとても勇気のいる選択でした。ですが、思い切って⾃分から社⻑に連絡をして、復帰の機会をいただくことができました。復帰後は、アシスタント業務をこなしながら、2 ヶ⽉ほどでカットモデルの練習を開始。そこから半年も経たないうちに、スタイリストデビューを果たしました。

現在はアシスタントとしての業務も続けながら、カットのお客様も少しずつ担当させていただいています。初めて⾃分がカットしたお客様に「またお願いします」と⾔っていただいたときの気持ちは、今でも忘れられません。復帰して本当によかったと⼼から思えた瞬間でした。
ところで、もともと私はホテルで働きたいという夢を持っていました。⼦どもの頃、家族でディズニーのホテルに泊まったとき、「帰りたくないな」「ここで働けたらいいのに」と思ったことがきっかけです。あの特別な空間に関わる仕事がしたい…そんな思いが、私の中にずっと残っていました。それがきっかけで⼈を癒す仕事って素敵だなと思うようになり、⾃然とエステにも興味を持つようになりました。⾼校 3 年⽣の時にはエステの専⾨学校を⾒学し、こういう世界もいいなと強く惹かれました。
しかし、三者⾯談の際に担任の先⽣から、「エステは資格がなくてもできる。でもせっかくなら国家資格が取れる理容の学校に⾏ってみては?」と勧められ、理容の道に進むことを決めました。

そこでは、エステの技術も学べる理容科を選び、放課後には課外授業としてエステの勉強にも取り組みました。エステの分野には以前から興味がありましたし、肌に触れる仕事がしたいという気持ちもずっと⼼の中にありました。その延⻑で、国際ライセンスも取得しています。
もともと理容の仕事は、髪を整えるだけでなく、シェービングやフェイシャルといった“肌に直接触れる技術”も多く含まれています。だからこそ、これまでに学んできたエステの知識や経験が、今の仕事にも⽣かせていると感じています。

今後は、スタイリストとしてもっと多くのお客様を担当しながら、技術をさらに磨いていきたいです。そして、髪の悩みはもちろん、肌のことや⽇常のちょっとした相談まで、気軽に話していただけるような存在になりたいと思っています。
また、社内では「⾼井さんがいれば安⼼」と思ってもらえるような、頼られる先輩を⽬指しています。まだまだ学ぶことはたくさんありますが、⼀歩ずつ、着実に成⻑していけるるよう頑張っていきます。
 
						 
						 
						 
						 
						