2025年7月29日「⾃分の“やりたい”をカタチにするために」
こんにちは。ヘアモードキクチ銀座店で店⻑をしている⽵島です。
今回は、私⾃⾝がこの仕事に就くまでのことや、⽇々⼤切にしていることについて、少しお話しさせていただきます。
私は富⼭県⾼岡市の出⾝で、⾼校時代は、焼⾁店や寿司屋、引っ越し業など、いくつかのアルバイトを経験しました。もともと⾷べることが好きだったので、調理の仕事にも興味がありましたが、「料理⼈として働く⾃分」はなぜかピンとこなかったんです。
それよりも、⼈と直接関わりながら⼿を動かす仕事の⽅に惹かれていきました。当時は⾼校卒業後にそのまま就職する予定だったのですが、進路を決める直前になって「何か技術を⾝につけたい」という気持ちが強くなり、理容の専⾨学校に進むことを決めました。
理容の世界について詳しく知っていたわけではありませんが、軽い気持ちで調べていくうちに「なんだか⾯⽩そうだな」と思い始めたのがきっかけです。
⼊学前に東京の理容室の写真を⾒たとき、「こういう空間で働いてみたい」と感じたのを覚えています。スタイリッシュで落ち着いた雰囲気の理容室に、⾃分が⽴っているイメージが⾃然と浮かびました。その後、学校の先⽣の勧めもあってヘアモードキクチのことを知り、就職先として⽬指すこととなりました。
⼊社後は、1 年⽬から少しずつカットを任されるようになり、2 年⽬からは本格的にお客様を担当するようになりました。4 年⽬には店⻑に就任し、現在は⽉に 200 名以上のお客様を担当しています。
シフトや給与の管理、クレーム対応など店⻑としての業務もありますが、今でもやっぱり⼀番やりがいを感じるのは、カットや接客の時間です。
お客様が出来上がったスタイルを喜んでくださったとき、あるいは何度も指名して通ってくださるときは、本当に嬉しくなります。また、街中で、⾃分が仕上げたスタイルを⾒かけることもあります。ふとすれ違ったときに「あ、この⽅は前にカットしたな」と気づく瞬間があって、そんな時は⼼の中でそっと「ありがとうございます」とつぶやいてしまいます。⾃分の仕事が⽇常のどこかに溶け込んでいるような感覚が、嬉しくもあり、やりがいにもつながっています。
ところで、仕事の時間とは別に、気持ちを切り替える時間も⼤切にしています。休⽇には、趣味のバイクでツーリングに出かけたり、筋トレをしたりして⼼⾝をリフレッシュ。最近では SUP も経験し、今年の夏には念願だったサーフィンにもチャレンジする予定です。趣味の時間でしっかりリフレッシュできると、翌⽇からのサロンワークにも⾃然と前向きな気持ちで向き合えるようになります。
そうした⽇々を過ごす中で、最近では「もし⾃分がサロンを持つなら、どんな形が理想だろう」と考えるようになりました。⽇々の経験を重ねる中で、「いつかは⾃分の店を持ちたい」という思いも、少しずつ明確になってきています。内装の雰囲気はもちろん、働き⽅やスタッフとの関わり⽅、お客様との距離感まで、⾃分の理想をかたちにできるサロンを将来的には実現したいと考えています。
これから理容師を⽬指す⽅にとっては、技術の習得だけでなく、⾃分がどう働きたいか、どんな未来を描きたいかも⼤切な視点だと思います。ヘアモードキクチには、⼀⼈ひとりの想いを尊重しながら、しっかり成⻑できる環境があります。理容という仕事を楽しみながら、⼀緒に前に進んでいけたら嬉しいです